はじめに
Windows OS の標準機能を使って接続先PCのスリープ / シャットダウン履歴を確認する方法を、Windows 10 を例に説明します。
手順
・Step 1
接続先PCのデスクトップ左下のスタートを左クリックし、アプリケーションの一覧から「Windows システムツール」→「コマンド プロンプト」を右クリック、表示されたメニューから「その他」→「管理者として実行」を選択します。
(Windows 11では、アプリケーションの一覧から「Windows ツール」を開き、「コマンド プロンプト」を右クリック、表示されたメニューから「管理者として実行」を選択します。)
・Step 2
表示されたコマンドプロンプトの画面に、下記コマンドを入力します。
powercfg /sleepstudy /OUTPUT "%USERPROFILE%\desktop\sleepstudy.html" /DURATION 28
入力後、エンターキーを押して実行します。
・Step 3
ツールが起動し、デスクトップに「sleepstudy.html」が作成、配置されます。「sleepstudy.html」が配置されたら、コマンドプロンプトはウィンドウ右上の「×」ボタンを押して終了してください。
・Step 4
「sleepstudy.html」をダブルクリックして起動します。
下図が表示され、接続先PCのスリープやシャットダウンの履歴を確認することができます。
以上で終了です。スリープ・シャットダウン履歴の内容に応じて接続先PCの設定や運用方法を確認してください。
STATE欄が次の内容の場合、接続先PCはシャットダウンしています。
・Shutdown
シャットダウン中はリモートからアクセスできません。
STATE欄が次の内容の場合、接続先PCはスリープしています。
・Standby
・Modern Standby
・Standby(Hybrid)
・Hibernate
スリープ中はリモートからアクセスできません。
・スリープの回避
スリープに関するWindows OSの設定項目については、
クイックセットアップマニュアルの「1.事前準備(電源管理) を参照してください。
クイックセットアップマニュアルの「1.事前準備(電源管理)」に記載された設定に問題が無いにも関わらずスリープする場合、 PC独自のスリープ・休止設定が有効になっている可能性があります。
以下の設定も確認してください。それでも改善がない場合、PCメーカ様に相談をお願いします。
- 接続先PCのデスクトップ左下のスタートをクリックし、アプリケーションの一覧から[Windowsシス テムツール]>[コントロール パネル]を開く。
- 「ハードウェアとサウンド」>[電源オプション]>「電源プランの選択またはカスタマイズ」を開く。
- 電源プランから「高パフォーマンス」を選択する。(「高パフォーマンス」が無い場合は、省電力から最も遠い名称のプランを選択する。)
- 「プラン設定の変更」>「詳細な電源設定の変更」を開く。
- 表示された「電源オプション」画面中の「スリープ」に含まれる全ての項目を確認し、スリープする設定になっている場合は無効などに変更する。
- 「OK」を選択して「電源オプション」画面を閉じる。
[文書番号:faq202]